今日のニュースで、西条工業用水利用促進協議会が開かれたと報じられていました。
以下、本日のテレビ愛媛ニュース記事より抜粋
『西条工水の有効利用を検討 利用促進協議会』
来年度から大幅な赤字が見込まれる、西条地区の工業用水の経営を改善するための利用促進協議会が西条市内で開かれ、有効活用策などを検討しました。黒瀬ダムの下流から取水している西条地区の工業用水は、計画給水量が日量22万9000トンなのに対し、実際の契約量は5万5000トン余りにとどまっています。このため、昨年度末で265億円の借金を抱え、来年度からは年間6億3100万円の赤字が生じる見込みです。きょうの協議会は県公営企業局が経営を改善しようと7年ぶりに開いたもので、給水エリアである西条市長と新居浜市長が出席。この中で、公営企業局側は余った水を地元で使う見通しがなければ、西条市と新居浜市に負担を求める可能性を示唆しましたが、地元はこれに難色を示し話し合いはまとまりませんでした。西条地区の工業用水を巡っては、水不足に悩む松山市が新たな水源として、黒瀬ダムからの分水を西条市や県に求めています。
地元では、昨年の暮れあたりから、よく話題にのぼるようになりました。
詳細なデータを示しての詳しい解説等は、ネット検索をしてもらえれば沢山ありますので、そちらを参照して頂くとして、ここでは一市民としての思いを語りたいと思います。
まずは、上記のニュースの文面にもある『計画給水量 日量22万9000トン』という数字は、分水のニュースでは必ず出てきます。
契約量は5万5000トンだから、20数パーセントしか活用されていない。
だから、余っているではないか・・・というように。
ちょっと待って下さい!
計画給水量ってなんですか?
西条市では、1日あたり約23万トンの水が無尽蔵に湧き出ているとでも言うのですか?
違うでしょう。
ダムの貯水量や、年間降水量などを考慮して算出された数値なんでしょうが、これはあくまでもダム建設計画時の計算値なんです。
その後幾年月を経て、ダムの湖底には支流からの土砂が堆積し続けていますし、一昨年の台風時には、ダム湖周辺および上流の山が崩れて湖一面の色が茶色に変色してしまうほどでした。
これまで、ダムの湖底を浚ったという話は聞いた事がありませんので、ダムの貯水量は建設当初より少なくなっているのは容易に想像が付きます。
また、年間降水量にしても、予想量が毎年必ず降ってくれるはずもありません。
それに、現在の契約量が増えればどうなるのでしょう?
現に、街中には最近になってマンションが建ち並ぶようになり、人口も増加しています。
一昨年の市町村合併により、旧東予市,小松町,丹原町方面の住人の方への給水も確保しなければなりません。
昨年8月に開かれた愛媛県議会水資源対策特別委員会では、将来の需要を見込んでも日量7万9000トンが余ると認定しましたが・・・
ここでまた、ちょっと待って下さい!
この需要量には、〝うちぬき〟の噴出量は含まれているのでしょうか?
〝うちぬき〟については、西条市ホームページの★観光情報を読んで下さい。
西条市の加茂川を見たことがある方はご存知でしょうが、国道11号線あたりから下流の加茂川の水流はそれほど多くはありません。
川の水は、山裾にあたる武丈公園付近から地下に潜り、地下水となります。
こうして常に流れ込む地下水があってこその自噴水〝うちぬき〟なのです。
その1日あたりの自噴量は約9万トンと記されています。
つまり、先の特別委員会とやらの需要量算出値に自噴水量が含まれていないのであれば、将来的に需要量がそれだけ増えたとすると、一部の〝うちぬき〟から自噴がストップし始め、地下水量が減少し続けると、そのうち自噴水という現象が無くなります。
これは私だけではなく、多くの西条市民が心配しているのです。
それは何故か?
それは、こういう市民の心配に対しての県側からの納得のゆく説明が全く無いから。
そのくせ、西条分水を前提にして、松山の水道料金はこうなるとかという話が先行して流れてくるのですからね。
利水権を県が持っているなんて言っていますが、市民感情からすれば加茂川の水は河川流域の地域に優先的に供与されるべきものです。
それに、なにも独占している訳ではなくて、松山が渇水で困っている時には援助しているじゃありませんか。
それじゃあダメなのか?
黒瀬ダムから日々放流されている水は、ただ無駄に流れているのではなく、西条市民の意識や生活に潤いを与えてくれているのです。
それは、河川水域に棲んでいる生物に対しても・・・です。
机上の計算だけで議論している役人には、それが解かっているんでしょうか?
以前の、山鳥坂ダムの議論の最中に見せた、県側の横柄とも思える態度や発言「ダムが無くて水害になっても知らんぞ」からすると、解かっていないんだろうなぁ。
もし、分水により加茂川の生態系が崩れたり、西条市民が渇水で困るような事態になっても、分水を推進している役人連中は誰一人責任を問われることも無いんだろうから、無責任な意見に思えても当然だよねぇ。
来年度から年間6億円余りの赤字を計上するとはいうものの、計画どおり需要が増えれば平成35年には黒字化の見込みという話もあるしね。
まぁこの話も、怪しいものだけど・・・(苦笑)
でも、西条市から分水するとなると、その事業費は400億円余りに上るんだよ。
これまでの大規模公共事業の例からすると、予算値よりは多額になるよ。
その金額(税金投入)は気にはならないんだねぇ、不思議不思議。
あと、かつての黒瀬村から追い出された人々の想いも考えてよ。
あの自然豊かな故郷を出て、今は小さな家が密集した団地に住んでいるんだよ。
なんだか、やるせないよ。
ひょっとして酔っているのかって?
えぇ~呑んでますよぉ~、チョットだけどねぇ。
マスコミがあまりにも松山寄りのコメントをするんで、憤慨しとるんじゃけんの。
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